展示会情報

「TRIP HOP」展

TRIP HOP(トリップホップ)は 90 年代にイギリス・ブリストルで発生した音楽ジャンルです。ラップやループするビートといったヒップホップの要素に、ソウルやファンクといった歌唱に電子音やストリングスなどを加えたややダークで沈んだサウンドを特徴としています。

本展覧会は、アートコレクター・大國耕嗣のコレクションより、アニメーション的なモチーフを木彫で造形するコムロタカヒロや、ブレイクダンスを彫刻や平面で表現する小畑多丘、匿名性の高い絵画を描くオートモアイら、ファッションやカルチャーと結びつきの強い日本のアーティストの作品を中心に展示いたします。

これらの作品は、大國が自らの青春でありアートやカルチャーへの関心を持つきっかけになったと語る音楽、特に TRIP HOP のサウンドと特徴を共有しています。不気味なおもちゃや顔のない人物が感じさせる奇怪さ、そして、既存のリズムを分解（ブレイク）して踊る感覚が可視化されたそれぞれの作品は、大國の音楽的関心を反映したコレクションと言えるでしょう。それぞれにはつながりの見えにくい作品でも、コレクターの関心や興味によってひとまとまりの意味を持ちます。コレクターのパーソナルな愛着を起点とした作品同士の共鳴をぜひご体感ください。

大國 耕嗣

会期

2021 年 6 月 26 日(土)〜7 月 18 日(日)

開館時間

12:00〜18:00

場所

between the arts gallery
東京都港区元麻布 2-2-10
東京メトロ日比谷線 広尾駅 1 番出口より徒歩 8 分

主催

between the arts, Inc

展示アーティスト

オートモアイ、大平龍一、小畑多丘、コムロタカヒロ、TENGAone、成田輝
※順不同、敬称略

プロフィール

大國 耕嗣
大学卒業後、服飾業界を経て株式会社リクルートに入社。約 15 年間、HR 領域でキャリアを積み、現在は都内の IT 企業に在籍中。2010 年頃からヨーロッパの Graffiti シーンに傾倒し、コレクションを開始。バーゼル、マイアミ、香港の Art Basel をはじめ、海外のアートフェアにも足を運び、150 点超の作品を所蔵する。近年では国内外問わず、同じ時代を生きるアーティストの作品に強く惹かれる。

※ご来場いただく皆様には、マスクの着用、アルコール消毒等、新型コロナウイルス感染拡大防止にご協力をお願いいたします。密集を避けるため、ご入場をお待ちいただく場合がございます。また、状況を鑑み開催日程の変更等行う可能性がございます。