展示会情報

EXHIBITION

ZEN~Beyond the Pop~

アート領域で様々なDX推進事業を手掛ける株式会社between the arts(本社:東京都港区、代表取締役:大城 崇聡)は、アートサンプリングという独自の手法で作品を発表するヤクモタロウによる個展「ZEN〜Beyond the Pop〜」を、3月19日(土)から4月7日(木) までの期間、港区元麻布にあるアートギャラリー「between the arts gallery」にて開催いたします。

本企画は、2021年に開催された一般社団法人日本アートテック協会主催のアートコンペティション「100人10(読み:てん)」において、between the arts賞を授与した7名の作家の個展を今月より順次開催するもので、その第一弾となります。

現代社会を象徴するモチーフを作品に落とし込み、アートサンプリングという独自の手法でポップの世界を表現するヤクモタロウ。「ZEN 〜Beyond the Pop〜」と題した本展では、ヤクモが表現し続けるポップカルチャーの向こう側に、“禅”が意味する静けさや純乎たる意識が存在する、両極端な様を表現しています。

画商の父と彫金師の母を持ち、幼い頃から現代アートに触れて育ったヤクモは、2000年初頭より父と共に世界各国のアートフェアをまわり、国内外のアートシーンが変化する過程を実体験しています。「ニューヨーク滞在中、街中に乱立する様々な看板やネオンサインを見ているうちに、その質感や存在感が現代アートのように感じた。」と語るヤクモの作品は、装飾するよりも取り除くことを、複雑にするよりも簡潔に描くことで、禅に通じる禁欲の精神を鑑賞者へ導きます。

本展では、そのようなヤクモの精神性を踏まえ、世界共通で慣れ親しまれたモチーフやアイコンを、金・銀・黒のテーマカラーをあしらった新作を9点を発表いたします。春の息吹を感じるギャラリー空間で、禅とポップアートの架け橋となる作品をお楽しみください。

会期

3月 19日(土)~ 4 月 7 日(木)
※会期中は休館日なし

開館時間

12:00〜18:00

場所

between the arts gallery
東京都港区元麻布 2-2-10
東京メトロ日比谷線 広尾駅 1 番出口より徒歩 8 分

主催

between the arts, Inc

展示アーティスト

ヤクモタロウ

プロフィール

1976年東京都生まれ。現代社会を象徴するモチーフを作品に落とし込み、アートサンプリングという独自の手法で、人々の生活に慣れ親しんだポップの世界を表現する作家。画商の父と彫金師の母を持ち、幼少期から現代アートに触れ、油絵などの美術教育を受ける。そういった幼少期の環境を抜け出すように、小学校で出会ったビートルズをきっかけに音楽活動に専念し、空前のバンドブームを駆け抜ける。

そんなヤクモタロウが再び現代アートに関心を抱いたきっかけとなったのが、2000年初頭に父から受けた、「村上隆の作品がクリスティーズで高額落札された、革命が起きた、日本美術業界は変わる」という電話だった。更にアートオークションを見ておくべきだとの忠告から海外のアートオークションに通い始める。そこでヤクモタロウが見たものは幼少期に見ていた日本近代美術の様相とは違い、自由で大胆かつ迫力がある世界は彼にとって革命という言葉と紐付くこととなった。

その後、アートフェアで頻繁に訪れていた韓国社会に興味を持ち、2009年より韓国へ留学する。現地のアートの現場に足繁く通い、アート関係者との関わりも強く築いていく。

このように幼少期より長年かけて着実に現代アートの現場そして表現の理解を構築し、美術業界の革命の渦中に飲み込まれていくことで、自身もキュレーターとしてアートスペースを開きながら活躍する。そして40歳を境に、アートの現場をつくる立場から、アート作品を創り出す作家としての活動を本格的にはじめる。

作家として表現するのは独自の手法で解釈をしたポップアートの世界。主な個展に、「Art Sampling Pop Tower」(2021、WorldTimesGallery・兵庫)、「The World of Taro Yakumo」(2019、軽井沢ニューアートミュージアム・長野)などがある。

 

 

※ご来場いただく皆様には、マスクの着用、アルコール消毒等、新型コロナウイルス感染拡大防止にご協力をお願いいたします。密集を避けるため、ご入場をお待ちいただく場合がございます。また、状況を鑑み開催日程の変更等行う可能性がございます。