展示会情報

EXHIBITION

Floppy

アート領域で様々なDX推進事業を手掛ける株式会社between the arts(本社:東京都港区、代表取締役:大城 崇聡)は、懐かしさと新しさを併せ持ち、独自のポップな世界観へ鑑賞者を誘い込むヤクモタロウによる個展「Floppy」を、4月19日(水)から4月23 日(日) までの期間、港区元麻布にあるアートギャラリー「between the arts gallery」にて開催いたします。

昨年、当ギャラリーで開催された個展「禅 ZEN 〜Beyond the Pop〜」では、ポップカルチャーの向こう側に静けさや純乎たる禅の意識が存在するといった、両極端な様を表現した作品を発表し、全作品が完売となりました。その後も、常にコレクターの期待値を理解した制作姿勢を維持し、支持を得ているヤクモタロウが新シリーズ「Floppy」の個展を開催いたします。

現代社会を象徴するモチーフを作品に落とし込み、瞬間的な「今」の要素をポップな世界で表現してきたヤクモが新作で採用したのは、フロッピーディスク。1990年代のパソコンを触った経験がある世代にとっては、決して派手な思い出ではなくとも、確実に脳裏に刻まれたフロッピーディスクの記憶があるのではないでしょうか。

「90年代カルチャーを体験した世代に響く作品を続ける、それでいいんだ、それを続けることが大切なんだ。」とヤクモは言います。作品を手にする方々がフロッピーディスクの存在や時代を懐かしみ、愛しむと同時に、その存在すら知らない世代に対しても90年代を象徴するこのモチーフを継承するきっかけになればと思います。

作家コメント

今回の展示ではフロッピーディスクをモチーフにした新作のシリーズを展示いたします。 リアルに表現されたフロッピーディスクのメモ欄に、ファミコンのバグ画面やハッシュタグを描くことで、デジタル時代のノスタルジーを表現し、ヤクモタロウの得意とするシミュレーショニズムとアナログの現代的アレンジが、飽きのこない楽しいを追求した独特の世界観を生み出しています。

会期

2023年4月19日(水) 〜4月23日(日)
※会期中は休館日なし

開館時間

12:00〜18:00

場所

between the arts gallery
東京都港区元麻布 2-2-10
東京メトロ日比谷線 広尾駅 1 番出口より徒歩 8 分

主催

between the arts, Inc

展示アーティスト

ヤクモタロウ| Taro Yakumo

プロフィール

1976年東京都生まれ。 現代社会を象徴するモチーフを落とし込み、瞬間的な今の要素をキャンバス上でポップな世界へと表現する作家。幼少期から現代アートに触れ、油絵などの美術教育を受ける。

そういった幼少期の環境を抜け出すように、小学校で出会ったビートルズをきっかけに音楽活動に没頭する。そんなヤクモが再び現代アートに関心を抱いたきっかけとなったのが、2000 年初頭から画商であった父の忠告から海外のアートオークションやアートフェアの現場に通い始める。

そこで彼が見たものは幼少期に見ていた日本近代美術の様相とは違い、自由で大胆かつ迫力がある世界は彼にとっての現代アートという言葉と紐付くこととなった。その後、アートフェアで頻繁に訪れていた韓国社会に興味を持ち、2009 年より韓国へ留学する。現地のアートの現場に足繁く通い、アート関係者との関わりも強く築いていく。このように幼少期より長年かけて着実に現代アートの現場そして表現の理解を構築し、美術業界の革命の渦中に飲み込まれていくことで、作家としての活動を再び本格的にはじめる。

■Instagram:https://www.instagram.com/taroartx/ ■インタビュー記事:https://magazine.collet.am/81

 

 

※ご来場いただく皆様には、マスクの着用、アルコール消毒等、新型コロナウイルス感染拡大防止にご協力をお願いいたします。密集を避けるため、ご入場をお待ちいただく場合がございます。また、状況を鑑み開催日程の変更等行う可能性がございます。