展示会情報

SOLO EXHIBITION

beautiful foodchain

アート領域で様々なDX推進事業を手掛ける株式会社between the arts(本社:東京都港区、代表取締役:大城 崇聡)は、偶然性に重きを置いた色鮮やかな花をモチーフにした作品が国内外で評価を得ている作家、yutaokudaの原点となる細密画シリーズを発表する個展「beautiful foodchain 」を、11月22日(水)から12月6日(水)までの期間、港区元麻布にあるアートギャラリー「between the arts gallery」にて開催いたします。

yutaokudaがコロナ禍をきっかけに描き始めた花をモチーフにした作品は、一見すると鮮やかな花びらが放つ躍動感とリズムに目を引かれるが、その花びらを更に観察すると、線密な線画による表現が浮かび上がります。その線密な線画は作家の旅路の起点として機能し、過去と現在を繋げる架け橋でもあります。

本展示では、yutaokudaが作家活動の初期に描いていた、細密画シリーズを展示販売いたします。 その繊細な線から成る動物や昆虫の作品からは、鑑賞者に生命の在り方と運命のつながりを連想させ、作家の画家としての軌跡への理解を深めていただけます。ギャラリー空間の壁一面には、約50点の作品が展示される様子もお楽しみください。会場内では、展示に関連したオリジナルグッズも販売いたします。

作家コメント

本展では代表作でもあるカラフルなブーケのシリーズが生まれる前、私が描いていた、モノクロの作品『beautiful foodchain』シリーズを発表しております。

アクリル絵の具で描かれたカラフルな花のイメージがすっかり定着してはいますが、線の時代にどのような作品を描いていたのか、今の私の作品になっていったルーツをぜひ見て欲しいと想いと、一度自分の原点を見直す意味も込めこの展示を開催いたします。

2011年ごろに描かれた作品から、2019年の頃の前までのアーカイブ作品になるのでぜひ楽しんでいただけたら幸いです。

会期

2023 年11月22日(水) 〜12月6日(水)
※会期中は休館日なし

開館時間

12:00〜18:00

場所

between the arts gallery
東京都港区元麻布 2-2-10
東京メトロ日比谷線 広尾駅 1 番出口より徒歩 8 分

主催

between the arts, Inc

プロフィール

yutaokuda

COVID-19をはじめとする病疫や自然災害は私たちの日常に耐えがたいダメージをもたらす一方、しかし絶対不変のように思われていた日常がじつは脆く、壊れやすく、そして掛け替えのないものであり、そのありがたみを示唆します。シリーズの一つ「with gratitude」では、普段は意識することはない当たり前に感謝することをテーマにそえ、同時に鑑賞者への感謝を伝えるため、絵画を献花と見立て、花をモチーフとした作品に仕上げています。混ざり合う絵具から生まれる偶発性、そしてペンによる緻密な必然性を織り交ぜ、そうした偶発的に訪れる不条理や困難な状況を必然へと、つまり自分の意志によって切り開くことをイメージしています。もう一つのシリーズである「with courtesy」は、日本の美術や文化に通底する、「型の思想」を現代的な視点から再考し、作品化したものです。武道や茶道、庭園美術など、日本文化には自分自身を律し、整えることで生まれる美しさがあります。盆栽をモチーフに取り入れて色彩を抑えたこのシリーズは、「with gratitude」の背景と同様、時として訪れる不条理においても冷静さを保ち、人間としての美しさを失わないことの重要さを根底においています。現在は、個展やアートフェアなど国内外問わず精力的に作品を発表し続けている。 

■Instagram:https://www.instagram.com/okudayuta/