2021.12.06

株式会社 between the arts

between the artsがリアルアートの資産価値強化を図る「NFT」新事業へ参入

アート領域での DX 推進を通じてスマートな資産運用を支援する株式会社 between the arts(本社:東京都港区、代表取締役:大城 崇聡)は、ブロックチェーン技術を活用し、アート管理サブスクリプションサービス「美術倉庫」にお預けいただく作品のさらなる資産価値強化と二次流通の活性化を目的とした、「NFT」新事業への参入を開始することをお知らせいたします。

art × NFT

NFT アートを取り巻く状況

NFT とは「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略で、ブロックチェーン技術を活用し、デジタルデータに唯一性を持たすことのできるテクノロジーとして注目を集めています。アート作品をはじめスポーツ、音楽、アニメなど様々なデジタルコンテンツに価値が付くことから、参入するプレイヤーと、その取引額は拡大の一途を辿っています。

ただ一方で、リアルアート(有体物)と異なり、多くの NFT アートには所有権の所在が曖昧なものも多く、さらには投機目的のデジタルアート作品も数多く流通しているため、アーティスト・ギャラリー・コレクターなど各ステークホルダー間での法的・美術的価値に対する捉え方も様々であり、特に資産価値の信頼性・安定性については発展途上と言わざるを得ません。

between the arts が目指すこと

between the arts では「美術倉庫」を通じて、コレクターの方々からリアルアートをお預かりしており、2021 年 11 月にはアートコレクション資産管理サービス「COLLET(コレット)」の提供も開始。現在、オンライン登録も含めて 8,400 点のアート作品をお預かりしています。このように、有体物としてのアート作品を多数お預かりしている実績とそれを可能にするサービス基盤を元に、“アートのアセットマネジメント化”をより一層強化することを目的とした、デジタルアートとは異なる文脈での NFT 新事業への参入を目指します。

作品登録点数の推移

そのための実験的な取り組みの第一弾として、「COLLET」に登録した上で、「美術倉庫」にお預けいただいた作品のうち、特定の条件(作品証明書があり、かつ作家もしくは関係者より真贋が担保できること)を満たすものを対象に、最大で 500 作品まで、当社が無償にて作品証明書を NFT 化し、その来歴をブロックチェーン技術によって管理することを開始します。なお、それらの情報は「COLLET」上で、誰もが閲覧可能になります。

「COLLET」上で作品が売買されたり、美術館への贈与・展示がされるたびに、その情報が自動でブロックチェーン上に記録されるようになります。ブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティ・耐改ざん性・透明性によって、当社が設立時より標榜する「アートのアセットマネジメント化」のほか、二次流通での売買など資産運用の活性化にも寄与いたします。

また、NFT 化された作品は、二次流通に際してのルールを設定可能なため、取引によって発生した利益を、作家本人および出品者が還元金として自動で得ることもできます。欧州のように二次流通における「追及権」などが法的整備されていない日本において、作家の新たな収益機会を生むエコシステムの一助になることも目指します。

今後は、NFT 化における本取り組みの効果検証をした後、2022 年春を目処に正式サービスとして全てのユーザーに提供することを予定しています。さらに、「COLLET」内で利用可能な独自ウォレットの開発も目指し、仮想通貨を使ったリアルアートのマーケットプレイスへと進化させていきます。

between the arts 会社概要

THTH
社名株式会社 between the arts
設立2020 年 1 月 14 日
資本金2 億 8400 万円(資本準備金含む)
代表取締役大城 崇聡
所在地〒 105-0022 東京都港区海岸 1-7-1 東京ポートシティ竹芝 WeWork
事業内容・アートコレクションマネジメントプラットフォーム事業
・コレクション資産管理サービス「COLLET(コレット)」の企画・開発・運営
・美術品コレクション管理サブスクリプションサービス「美術倉庫」の企画・開発・運営
・アーティスト向けのサポートサービス「artworks(アートワークス)」の企画・開発・運営
between the arts galleryの運営
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