2022.07.14

株式会社 between the arts

between the artsが「スニーカー投資に関する実態調査」を発表

アート領域で様々な DX 推進事業を手掛ける株式会社 between the arts(本社:東京都港区、代表取締役:大城 崇聡)は、投資経験者 2,434 名を対象に「スニーカー投資」の実態調査を実施。近年注目が集まるスニーカー投資への期待度・将来性・課題を可視化しました。なお、当社が運営するコレクション資産管理サービス「COLLET」で取り扱うカテゴリにおいても、新たに“Sneaker(スニーカー)”と“Watch(時計)”を追加いたしました。

調査結果のポイント

Ⅰ.投資経験者へのアンケート調査(n=2,434)

  • 【実態】投資経験者の3割超が「スニーカー投資」に興味を持ち、投資経験者の約1割がすでに投資を開始している。
  • 【期待度】興味関心のポイントは「トレンド性」と「エントリーしやすさ」が大勢。
  • 【潜在市場】スニーカーを定価以上(プレ値)で買ったことがある人は約16%。約1.2%が「定価の10倍以上」で購入している。

Ⅱ.スニーカー投資家へのアンケート調査(n=212)

  • 【動機】スニーカー投資をはじめたきっかけは「スニーカーが好きだから」が約5割と圧倒的。
  • 【値上がり要素】スニーカーの値上がり要素は「限定生産・希少性」が不可欠か。「廃盤モデル」「コラボ」なども重要視される。
  • 【ブランド】ブランドごとの投資価値では「NIKE」が約7割と一強。
  • 【収益性】スニーカー投資で得た利益は約半数が「1万円~5万円」。一方、「100万円以上」の利益を上げている人が約7%も存在。
  • 【課題】スニーカー投資家の困りごと1位は「保管スペース」。「資産価値の可視化」「取引の手間」も課題に。




Ⅰ.投資経験者へのアンケート調査(n=2,434)

【実態】投資経験者の3割超が「スニーカー投資」に興味を持ち、約1割がすでに投資を開始している。

何らかの投資商品を購入したことがある投資経験者2,434人に対し、「スニーカー投資」への興味度を尋ねたところ、「興味がある」( 13.39%) 「やや興味がある」( 19.97%) と3割超が関心を持っていることが明らかになりました。さらに「すでに投資したことがある」(9.24%) と答えた方は、投資経験者全体の1割に迫る結果でした。スニーカーは、美術品・高級時計・ワインなどとともに投資商品としての認知を得ていることが伺えます。【グラフ1】

graph_01

【期待度】興味関心のポイントは「トレンド性」と「エントリーしやすさ」が大勢。

次に、「スニーカー投資に興味がある」と答えた方812名を対象に、その理由を尋ねました。「スニーカー投資のどんなところに興味がありますか。」との問いに対する答えは、「投資しやすい金額」(34.61%)が1位、「趣味の延長でできる」(24.51%)が2位となり、「エントリーのしやすさ」が大きな魅力と言えそうです。「今後流行りそう」(24.14%)、「ライバルが少なそう」(14.41%)と「トレンド性」または「将来性」に注目する投資経験者が多いことも特長的です。【グラフ2】

graph_02

【潜在市場】スニーカーを定価以上(プレ値)で買ったことがある人は約16%。

約1.2%が「定価の10倍以上」で購入している。スニーカー投資の潜在市場の一要素を示す調査も行いました。全回答者(2,434人)のうち、「スニーカーをプレ値(定価以上の価格)で買ったことがありますか。」との問いに「101%以上」と答えた方は全体の16.3%となりました。これは実際にスニーカー投資を行っている方(9.24%)を上回る数値です。もっとも大きなボリュームゾーンは「定価の101~199%」5.38%(131人)、次いで「定価の200~299%」5.09%(124人)との結果でした。「定価の1000%以上」の方も1.19% (29人)存在することが明らかになりました。【グラフ3】

graph_03

これらのアンケート結果からは、スニーカーは定価以上で取引される価値のあるカテゴリーであり、あらゆる種類の投資経験者にとっては、参入ハードルの低さとトレンド性を主な理由として一定の将来性を見込まれていることがわかります。一方で、すでに参入している方は全体の1割ほどです。メジャーではないぶん「いまのうちに始めておくべき」投資ジャンルに分類されると言えるでしょう。




Ⅱ.スニーカー投資家へのアンケート調査(n=212)

では、今回調査した投資経験者の9.24%にあたる「スニーカー投資経験者」の方は、スニーカー投資でどれほどの利益を上げ、どんな魅力や課題を感じているのでしょうか。ここからは、実際にスニーカー投資を行っている方212名に対するアンケート結果をまとめています。

【動機】スニーカー投資をはじめたきっかけは「スニーカーが好きだから」が約5割と圧倒的。

まずは、スニーカー投資に参入した動機を伺いました。「何故スニーカー投資を始めようと思いましたか。」との設問に対する回答の1位は「スニーカーが好きだから」(52.36%)が圧倒的。ユーザー視点が顕著に結果に現れました。「コレクションしていたら値上がりしたから」(13.68%)という回答も1割超と、投資開始前からコレクターだった方も一定数いることが明らかに。

「投資対象として魅力的だから」(23.11%)、「ライバルが少ないから」(12.26%)など投資リターンを見込んでの動機は1割から2割程度にとどまりました。【グラフ4】

graph_04

【値上がり要素】スニーカーの値上がり要素は「限定生産・希少性」が不可欠か。

「廃盤モデル」「コラボ」なども重要視される。投資の重要なポイントとなる「値上がり要素」についてはどう認識されているのでしょうか。アンケートでは「限定生産・希少性」(59.91%)が1位で、もっとも重要視されている指標と言えます。それに加えて、「廃盤」(29.25%}「有名人着用」(26.42%)「復刻モデル」(18.40%)「コラボモデル」(20.75%)などの要素を備えたスニーカーが値上がりしやすく、投資価値があると言えそうです。【グラフ5】

graph_05

【ブランド】ブランドごとの投資価値では「NIKE」が約7割と一強

投資価値の高いスニーカーをブランドごとに調査しました。「スニーカー投資で利益を上げたことのあるブランドはどこですか。」との問いに対しては、「NIKE(ナイキ)」(69.81%)が他ブランドを大きく引き離しました。高級時計投資で「ROLEX」にあたる鉄板のブランドが「NIKE」であると言えるでしょう。「その他」(2.83%)では自由回答として「Luis Vuitton」「オニツカタイガー」といったブランドが寄せられました。ほか、スニーカーの別注モデルで著名なショップ「atmos」をあげる方も。【グラフ6】

graph_06

【収益性】スニーカー投資で得た利益は約半数が「1万円~5万円」。一方、「100万円以上」の利益を上げている人が約7%も存在。

「スニーカー投資でこれまでに得た利益の合計はいくらですか。」との問いに対しては、「1万円以上5万円未満」(50.94%)が過半数を占める1位。「5万円以上10万円未満」(18.40%)、「10万円以上30円万未満」(13.21%)も含めると約8割になり、取引としてはまだ成熟しきっておらず、投資金額の低さと趣味の延長で行える参入のしやすさを魅力として、楽しみながら運用している方が多い状態と言えるのではないでしょうか。一方で「100万円以上」(7.08%)の利益を上げている投資家も観測できるため、専業投資家として成立しうるポテンシャルも伺えます。【グラフ7】

graph_07

【課題】スニーカー投資家の困りごと1位は「保管スペース」。「資産価値の可視化」「取引の手間」も課題に。

実際に運用してみなければわからない課題や困りごとの1位は「自宅での保管スペースがない」(38.21%)という結果でした。やはり自宅に置くスペースが限られてしまう状況のようです。また、スニーカーには湿度や経年劣化などで変質する素材が使われており、保存状態で価値が変動しますが、適切な保管方法が確立していないことも一因と考えられます。「現在の資産価値が分からない 」(22.64%)、「売却したいが手間がかかる」(20.28%)と回答した方も一定数おり、売買プラットフォームの整備・普及が待たれていることも伺えます。逆に、他の投資商品で課題に挙げられることの多い「今後の購入資金が工面できない」(6.60%)は少数でした。【グラフ8】

graph_08

本調査からは、まだプレイヤーが少なく、趣味性がきわめて高く、加熱を間近に控えた典型的な「新興勢力」の投資ジャンルであるスニーカー投資の現状が数値の面から明らかになったと言えるでしょう。

このような実態を踏まえ、コレクション資産管理サービス「COLLET」では、代表的な個人資産である「預貯金、不動産、株式」などとは異なる領域での資産運用の活性化に寄与すべく、当初の“Art”、“Toy”、“Furniture”、“Wine”に加え、“Sneaker”、“Watch”の2カテゴリを新たに追加しました。

demo

今後も当社は、多くの方々にとって「コレクションのアセットマネジメント化」が実現できるよう、様々な領域へのカテゴリ拡張を推進してまいります。

調査概要

  • 調査期間:2022年6月18日~2022年6月27日
  • 調査機関:(調査委託先)株式会社アクロスソリューションズ
  • 調査対象:「投資商品を購入したことがある」18歳~ 99歳以下の男女
  • 有効回答者数:2,434 名
  • 調査方法:インターネットによる任意回答

※調査結果を引用される際は出典元として「株式会社 between the arts」を記載願います

between the arts 会社概要

THTH
社名株式会社 between the arts
設立2020 年 1 月 14 日
資本金2 億 8400 万円(資本準備金含む)
代表取締役大城 崇聡
所在地〒 105-0022 東京都港区海岸 1-7-1 東京ポートシティ竹芝 WeWork
事業内容・アートコレクションマネジメントプラットフォーム事業
・コレクション資産管理サービス「COLLET(コレット)」の企画・開発・運営
・美術品コレクション管理サブスクリプションサービス「美術倉庫」の企画・開発・運営
・アーティスト向けのサポートサービス「artworks(アートワークス)」の企画・開発・運営
between the arts galleryの運営
ホームページhttps://bwta.jp/
InstagramInstagram ページ
FacebookFacebook ページ