2022.07.15

株式会社 between the arts

between the artsが現代アート作家を支援する全国各地でのグループ展第三弾「Re live - artworks Fukuoka 2022 -」を開催

アート領域で様々なDX推進事業を手掛ける株式会社between the arts(本社:東京都港区、代表取締役:大城 崇聡)は、当社が運営する作家へのサポートサービス「artworks」の活動の一環として、全国各地で作品の発表機会を創出する展覧会プロジェクト第三弾「Re live - artworks Fukuoka 2022 - 」を、「UNION SODA」(福岡市中央区)にて 8月6日(土)から8月7日(日) の二日間、開催いたします。

artworks_fukuoka2022

昨年に続き、二回目の開催となる福岡での本展示では、作品を通して鑑賞者が過去の記憶を追体験するような空間作りのもと、作家の思想や精神を本人による対話や文章によって伝えたいという想いを込めて「Re live - artworks Fukuoka 2022 - 」と題しました。

我々は全く異なる過去を歩んでいても、懐かしく感じるものは共通していたり、同じ景色を観ていても異なる記憶を思い出すこともあります。会場では、作品を通して曖昧になりつつある過去の記憶が、明確なメッセージとなる瞬間を体感し、作家と鑑賞者の関係が深まる展示空間を作り上げます。

本展では、ローンチから1年が経過した作家のサポートサービス「artworks」をご利用いただく現代アート作家に、福岡を拠点に活躍する作家も迎え、総勢12名による作品を展示販売いたします。また、昨年同様、福岡で活動するデザイナー兼アートコレクターのNOD&W代表・是永健一氏を共同ディレクターとして迎え、会場デザインのディレクションを担当いただきます。

なお、このような福岡での継続的な取り組みをご評価いただき、福岡市経済観光文化局によるアートを通じた街の活性化事業「Fukuoka Art Next」賛同のもと、福岡でのプロモーション活動も連携を図り、地域の方々へ周知してまいります。

FaN

近年、多様なアートが発展している福岡の街で、記憶に残るひと夏をお楽しみください。

出展作家の作品例

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(左から、yutaokuda、タカハシマホ、奥天昌樹、isayamax)※タカハシマホ作品は参考画像

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(左から、TSAI,YING-CHEN、酒井智也、U-ku、にいみひろき)

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(左から、倉崎稜希、銀ソーダ、SIVELIA、川口絵里衣)

開催概要 

THTH
展示会名Re live - artworks Fukuoka 2022 -
出展作家yutaokuda、タカハシマホ、奥天昌樹、isayamax、Tsai,Ying-Chen、酒井智也、U-ku、にいみひろき、倉崎稜希、銀ソーダ、SIVELIA、川口絵里衣
会期2022 年 8 月 6 日(土) 〜8 月 7 日(日)
※会期中は休館日なし
開館時間12:00 ~ 18:00
場所UNION SODA (福岡県福岡市中央区大名1-1-3 石井ビル2F)
アクセスアップル福岡より徒歩 1 分

作家プロフィール 

yutaokuda

1987年、愛知県出身。ロンドンへ留学後、M.A. Fashion Design Course、ISTITUTO MARANGONIにてディプロマを取得。帰国後、ファッションブランド『TAKEO KIKUCHI』にてファッションデザイナーを経て、アーティスト『yutaokuda』として活動を開始。「コロナをきっかけに日々の当たり前だと思っていたことが、実は特別な出来事だったと気付き、その当たり前に感謝し、その思いを作品にしたいと思いから’with gratitude’というテーマで、鑑賞者に感謝を伝える「花」を描く。絵の具の混ざった偶発的な部分を、極細のペンでアウトライン化していくことで『偶然』を『必然』に変えていくような描き方をしている。作品の表現手法はここ数年で計算した線のみで構成された 細密画から、「偶然性」をテーマとした作品へと変化してきており、墨のにじみや、アクリル絵の具の混ざり具合から 偶然に生まれた凹凸の中からアウトラインを抽出し花などのモティーフを描いていく。現在は、個展やアートフェアなど国内外問わず精力的に作品を発表し続けている。

タカハシマホ

1992年、千葉県出身。デザイン専門学校卒フリーランスのイラストレーター 、デザイナーを経て、美術系専門学校にて講師を務めた後アーティストへ転身。自身の作品について時代を象徴する少女像と定義し、2019年から幼少期を模したキャラクター「あの子」を制作、発表。主な個展に、2022年「緒」(奈良蔦屋書店、奈良)、グループ展に 2022年「ART BUSAN」(韓国)。

奥天昌樹

1985年、神奈川県出身。2012年武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。美術史におけるコンテクストを画面上から意図的に取り除くことで、絵画が孕んでしまう美術史的な背景や絵画空間内に配置されたモチーフから伝わってしまう過剰な意味性を シャットアウトし、美術史によって解釈される範囲よりもさらに広く普遍的な感覚で人々が触れることのできる絵画表現に取り組む。主な個展に、2021年「the nursery」(GINZA SIX蔦屋書店、東京)、2022年「Heptapod」」(MU Gallery、東京)。

isayamax

1982年、福岡出身。デザイナーとイラストレーターを15年ほど経験し、2021年「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2021」にてアーティストデビュー。培ったガールズイラストレーションの技術と、ガールズイラストレーションと密接に関わりのある少女漫画とカワイイ文化をルーツとし、70年代の社会性と現代を紐付け、ポップなカラーリングでポジティブに表現している。

TSAI,YING-CHEN

1987年、台湾台東出身。2010年、国立台湾清華大学芸術とデザイン科学士課程 修了。2015年、国立台湾芸術大学設計学院工芸科学陶磁専攻修士課程 修了。2020年、東京芸術大学美術専攻(陶磁)博士課程修了、博士号取得。主な個展として、2020年 「水平線の上下世界」(石川画廊・東京)、2016年 「恆——— 線」(台湾鶯歌陶磁博物館・新北)など。主な受賞歴に、2022年「台湾青年陶芸賞」入選、2017 「台湾陶芸賞」特別審査員賞など。山や海、雲などの自然からインスピレーションを受け、粒状に泥漿を吹き付け制作。夢を追求するための瞬間を作品の中で永遠化している。

酒井智也

1989年、愛知県出身。現在、愛知県瀬戸市にて活動。2015 年名古屋芸術大学陶芸コース卒業。2019 年多治見市陶磁器意匠研究所修了。主な受賞歴に、2021 年「第 12 回国際陶磁器展美濃」銀賞、「韓国国際陶磁ビエンナーレ」入選等。粘土とロクロ技法を活用して、自己の無意識に眠る形を探る。これらの作品には、過去に見た景色、映像、情報、様々なイメージが多層的に潜んでいる。その形体や色彩は他者の無意識下にある記憶をも触発し、忘れ去られた記憶を呼び覚ます媒体物となる。

U-ku

1989年、兵庫県出身。水彩独特の淡い色調や滲み、カスレを巧みに操りながら生み出される作品の根底には、作家自身が感じる「孤独」がある。幼少期から海外を含め転居が多く、次第に強い孤独感を常に抱くようになる。一見すると明るい雰囲気の作品も、独りでも楽しくありたいともがく一つの形であり、作品には必ず作家自身の象徴として人や生き物の姿が描き込まれる。時には顔料から水彩絵具を自ら製作し、一度限りの刹那的な色を用いた作品を通して、鑑賞者に世界の見え方を問いかける。

にいみひろき

1985年、愛知県出身。今日の大量消費社会、とりわけ、そこにおけるクリエイティビティの消費をテーマにした平面作品を制作。現代はユーザーに消費を促すためにクリエイティブをも大量に生み出し、そして使い捨てている。社会から捨て去られた、あるいは時代によって使い古されたロゴやキャラクターを引用し、そして消費を象徴する最も現代的なアイコンとしてバーコードをフロントに登場させ、終わることのないクリエイティブの消費へのアイロニーとして描き出すことが作品のミッションであり、同時にこの時代に対するステートメントでもある。

倉崎稜希

1995年、福岡県出身、福岡在住。油絵で描かれたポートレイトと火を掛け合わせた「blindness」シリーズや蝋で作られた額縁や彫刻を溶かす立体作品「mortality」シリーズなど、存在の痕跡や記憶、見ること、対峙することを連想させる作品を制作している。

銀ソーダ

1995年、福岡県福岡市出身。地元福岡・箱崎の銭湯跡地「大學湯」の建物保存利活用PROJECTメンバー(一般社団法人DGY)として運営も行い、活動拠点としている。記憶は断片的で人生の時間は有限である。人生において自分の中に何が残っていくのか興味を持ち、「記憶と時間の可視化」をテーマにその残っていく『なにか』を作品として表現している。何層にも絵具を積み重ね、その絵具から現れる像を俯瞰することで様々な気づきがある。空や海のように、物事の向こう側を意識させる表情豊かな青を使い”Ginsoda Blue”シリーズを中心に様々な時間軸の作品を発表している。

SIVELIA

1977年、新潟県出身。現在、東京を中心に作品を発表。デザインは全て独学。ファッションのグラフィックデザインを主として活動する傍ら、古いオモチャやジャンクパーツ等の不要になった素体を加工し組み合わせた立体コラージュの手法でアートフィギュアを製作。90年代後半からの裏原宿カルチャー全盛の東京で自身が体験してきたストリートアート、カルチャー、ファッションに色濃く影響を受けている。アートフィギュア作家として正式に活動を始めたのは2020年後半からではあるが、現在は国内人気はもとより海外のアートフィギュアコレクターからも支持されている。

川口絵里衣

1990年、青森県出身。アパレルファッションデザイナーを経て、画家として活動。ペン・鉛筆を主に、人物・模様・動物等を繊細に描く。 2017年より、青森県むつ市の「元気むつ市応援隊応援プロデューサー」に就任。身近な画材であるボールペンをメインに使用し、漫画のワンシーンのような一瞬一瞬の表情や感情を作品に反映させ、その時の記憶として描く。緻密な線と点で全体を構成し、人により見えるカラーや柄が、一つの作品から多種多様な感受性を与えられるよう制作。

between the arts 会社概要

THTH
社名株式会社 between the arts
設立2020 年 1 月 14 日
資本金2 億 8400 万円(資本準備金含む)
代表取締役大城 崇聡
所在地〒 105-0022 東京都港区海岸 1-7-1 東京ポートシティ竹芝 WeWork
事業内容・アートコレクションマネジメントプラットフォーム事業
・コレクション資産管理サービス「COLLET(コレット)」の企画・開発・運営
・美術品コレクション管理サブスクリプションサービス「美術倉庫」の企画・開発・運営
・アーティスト向けのサポートサービス「artworks(アートワークス)」の企画・開発・運営
between the arts galleryの運営
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